日本は四季がしっかりある気候。住環境が良くなってきた昨今でも、季節によってお布団を変える習慣があります。夏の蒸し暑い時期は吸湿性があり蒸れず涼しい、冬の寒い時期には温かい空気をたっぷり蓄える、そんな綿布団は最も日本に適した寝具だと考えます。最近は様々な素材の寝具が売られてますが、羊毛や羽毛などの動物性素材やポリエステルなどの化学繊維がお肌に合わない、苦手な方には植物素材で作られた綿布団がリスクが少なくお勧めです。特に赤ちゃんや小さなお子様に使っていただきたい安心なお布団です。
お布団は人それぞれ好みが違うもの。Futon Lifeでは職人が長年培った技術と勘でできるだけお客様のご要望に添えるよう一つ一つお布団を手作りでお仕立てします。ご希望の柄はもちろん、綿の種類や入れ具合、重さ、厚さ、どんなことでもお気軽にご相談ください。「人生の3分の1はお布団の中」とはよく言いますが、やはり日々の生活においてお布団は大切なアイテム。お客様にはこだわってご注文いただきたいです。
元々Futon Lifeは綿屋さん。世界中から原料となる木綿を輸入し、お布団に使えるよう自社工場で製綿してまいりました。自社工場の綿を使ってお仕立てしたお布団を直売。お布団は中身が見えない綿が性能のほとんどを占めます。長年携わってきた綿のプロとして、綿布団の要となる木綿という素材にこだわりお布団作りをしております。
→詳しくは製綿、綿販売のページで
現在売られている寝具はほとんど機械で大量生産されたものです。どこでも安価で手に入るようになり、便利ではありますが、やはり本当に快適な睡眠を求めるにはオーダーメイドができる手作りでないと対応できません。ですので、当店では一切お布団の在庫はありません。お布団は全てご注文をいただいてから一つ一つ手作りしてお届けしております。シート状の綿を1枚1枚交互に積み上げていき、切ったり剥いだり、ちぎったりしてお布団の形に作り上げていきます。腰の辺りや体の重圧がかかる部分には綿を多めに、”かまぼこ型”に形作ります。今でも機械ではできない手仕事ならではの作業。快適な綿布団は職人による長年の勘と手作業でなければご提案できません。
お布団の中綿はお客様の好みに合わせて、混綿仕様と純綿仕様の二種類をご用意。混綿仕様はポリエステルを3割配合し、ふっくら軽く機能性を高めております。弾力性、嵩高性、耐久性に優れており、当店のスタンダードのお布団として人気です。純綿仕様は、敷布団にインド綿、掛布団にメキシコ綿を贅沢にたっぷり使用し、天然素材ならではの弾力性、吸湿性、保温力に優れております。敷布団は使うほどに綿が硬く締り、身体に馴染んでいき、掛布団はしっとり程よい重さで身体を暖かく包みます。混綿仕様よりは重く耐久性は劣りますが、昔ながらのずっしりした綿布団で長らく愛されております。側生地は綿100%素材を使用し、日本古来の伝統的な和綴じで、ふっくらしたお布団に仕立て上げます。
オーダーメイドで手作りだから、値段が特別に高いと思われますが、それが意外にもとってもリーズナブル。たしかに大量生産され、量販店で販売される数千円のお布団にはとてもかないませんが、シングルサイズで1万前後、ダブルサイズの大型布団でも2万円を越えることはありません。ポイント還元や広告宣伝、送料無料サービスを行わない事で、上乗せ価格のない、すべてのお客様に公平でお求めやすいサービスを提供しております。自然素材の木綿わたで、手作り仕立てに価値がある事。私どもFuton
Lifeの作る綿のお布団こそ”まっとうな”お客様の納得できるお値段だと自負しております。良心的な価格で価値を追求していきます。
各自治体で深刻になっているゴミ問題。その一番の粗大ゴミが寝具だと言われています。中国製や日本製の大量生産される化学繊維100%の使い捨て布団や粗悪で安価な合繊ふとんが大量に出回り、容易にリサイクルできないそれらの寝具はまた大量に捨てられます。各自治体で寝具を捨てるのは難しくなっているほど問題は深刻となっています。当店は自然の綿を使って手作りするお布団に愛着を持って長く使ってもらうこと、また古くなっても容易にリサイクルでき、さらに繰り返し使い続ける事ができる綿布団の特徴を今こそ見直していただくことに努力して行きたいと考えております。
※当店では商品の梱包はできるだけ小さく簡素におこなっております。通常大きなダンボール箱は使用せず、軽く環境負荷の小さな紙袋を使用します。また、梱包材の再利用なども行い、ゴミの減少に貢献できるよう取り組んでまいります。ご理解ご協力をお願い申し上げます。